岐阜市議会議員 まつばら和生

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平成23年3月議会 (代表質問)

◯12番(松原和生君)
 質問に先立ちまして、民主・未来を代表し、東日本大震災の被害に遭われました皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々に対し心より御冥福をお祈り申し上げます。
 報道等で知る大惨事の状況、被災地域の皆様方の御苦労は察するに余りあるところであります。本市としてでき得る限りの支援を行うことを我が会派からも要望をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

  〔私語する者あり〕

 それでは、発言の通告に基づき、順次お尋ねをいたします。
 まず初めに、生涯学習、市民参画を支える仕組み、組織についてお尋ねをいたします。
 本市が生涯学習都市宣言をしてから15年になろうとしています。平成20年には第2次岐阜市生涯学習基本計画が策定をされ、生涯学習のより一層の充実を目指そうとしています。その推進のためには所管が大きく2つに分かれている現状から、社会教育、教育委員会の社会教育部門を市長部局へ移管し、市民参画部の行う生涯学習とあわせて一体的に取り組む体制が望ましいのではないかということです。例えば、利用者の目から見て、コミュニティセンターと地区公民館の違いは余りはっきりしません。自治会連絡協議会の事務局が市民参画部にあるのに対し、女性の会連絡協議会の事務局は社会教育課となっています。文化振興、人権、男女共同参画など、クロスしている部分が多いこと等々を整理し、行政の進め方としても参加される市民の側のわかりやすさからも、これを一体化をして充実させていくことで一層の効果が上げられるものと考えます。
 独立性が求められる教育委員会からの社会教育部門の市長部局への移管については、近年、地方自治法第180条の7による補助執行の解釈を用いた手法で先進事例が見られたわけでありますが、平成20年4月からは「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正をされ、その第24条の2の規定に基づく「職務権限の特例」に関する規定に基づき、次に掲げる教育に関する事務は、条例によって市長が管理をし及び執行することができるようになったのであります。つまり1、スポーツに関すること(学校における体育に関することを除く。)、2、文化に関すること(文化財の保護に関することを除く。)ということであります。
 生涯学習はまちづくりとかかわる部分も多くなってきており、市長部局とすることで、よりスムーズな展開が期待をされます。また、教育委員会には、学校教育とその関連事業に特化していくことにより、近年の難しい学校教育の課題により素早く対応していただけるものと考えます。
 実は、かつて教育問題に関して大変熱心であられた、引退をされた小林幸男先輩が同じ趣旨の質問をしておられ、当時、市長は、教育委員会の社会教育部門3課が所管する事務は社会教育法などの法にのっとって行われるが、指摘のとおり、地方自治法の規定に基づいて、教育委員会の事務を一部市長部局で行うこともできることになっている。他都市の例を見てみると、市全体の生涯学習の思いを市長部局で実現する方法をとっている自治体もあるが、逆に教育委員会を充実することで実現を図っている自治体もある。生涯学習という基本理念を踏まえるとき、その所管が二部局に分かれているということは、市民にとっても大変わかりにくいし、行政の効率化、一本化という観点から見ても検討に値する課題だと考えている。教育委員会とともに研究、協議をしていきたいというふうに答えておみえになります。
 また、先回、乾議員が質問されましたまちづくり協議会など住民自治の拠点としての公民館の活用も市長部局への移管によって、よりスムーズに運ぶものとも考えられます。
 そこで、組織を担当する成原副市長にお伺いをいたします。
 他都市での先進事例もふえる中、教育委員会の社会教育部門を市長部局に移管し、生涯学習、場合によっては生涯スポーツ部門も合わせてわかりやすくするとともに、一体的により充実させていくことが本市の目指すまちづくりに合致するものと考えますが、その御認識と今後の取り組みについてお尋ねをいたします。



 次に、岐阜大学医学部等跡地の周辺整備についてお尋ねをいたします。
 一昨年からの質問にありますように、──失礼しました。──一昨日からの質問にありますように、いよいよ岐阜大学医学部等跡地の整備が具体的に動き始めました。プロポーザルでは伊東豊雄氏が選ばれたわけですが、

〔私語する者あり〕

今後の計画の進行に期待をしつつ、しっかりと見ていきたいと思っています。
 さて、この岐阜大学医学部等跡地の整備の姿については長年の検討課題でありました。特に細江市長になられてからは、中心部に二度とないまとまった土地であり、中心市街地の活性化に寄与するもの、中心部に人が集まる理由となるものを基本として検討が重ねられてきたと思っています。そして、さまざまな考えを比較もした結果、仮称・中央図書館を中心とした複合施設を第1期整備事業として決定、市庁舎移転を含む計画が第2期整備事業の想定であると発表をされました。この方針については私はベターであると評価をしています。しかし、それを成功に導くには忘れていけないことがあります。つまり、その開発コンセプトでもある中心市街地の活性化につながるものとしていくには、柳ケ瀬からの遠くはないけど近くない、この距離感を感じさせなくする仕掛けが不可欠であり、成功への大きなかぎを握るものと思っています。例えば、導線となる歩道をモニュメントや植栽などで統一感や遊び心のあるデザインにする。ルート上の空き地や公共施設に息抜きのスポットとなるような工夫をする。ベンチなどを置く。裁判所の前から北側へ、歩道橋というよりは駅前のペデストリアンデッキのようなもので直接に施設につないでいく。例えばですが、明徳小学校の後に予定をする教育施設、市民会館、ドリームシアター、消防本部などをつかさのまちのイメージでそろえていくことも距離感を縮める1つの仕掛けにもなるものです。
 いずれにしても、今のままであっては心配が残ります。
 そこで、武政副市長にお伺いをいたします。
 仮称・中央図書館も市役所も現在の位置よりも北へ移動することになります。規模も中身も立派になりますが、これらの整備事業を当初の前提のとおり、中心市街地の活性化に寄与するものとしていくためには、柳ケ瀬との距離感を解消をする工夫が必要不可欠と考えますが、その御認識と今後の取り組みについてお尋ねをいたします。



 次に、金華地区の歴史を活かしたまちづくりに関連してお尋ねをいたします。
 まず、岐阜公園再整備の基本計画についてであります。
 9月議会での私の質問に対して都市建設部長は、10月に基本計画策定の取りまとめをお願いをする事業者と契約をし、年度末までに基本計画をまとめたいと答えられ、その際には、学識経験者による検討会を設置したい、市民の意見も伺っていきたいと述べられました。
 また、私は以前から、観光岐阜の目玉となる施設を目指すと決めたならば、商工観光部との連携が必要だと提言し続けてきました。新年度予算の概略設計のもととして間もなく仕上がる予定とされる基本計画について、どういう手順で進めてきたのかを含めて進捗状況について理事兼都市建設部長にお尋ねをいたします。
 歴史的景観を守り育てていくためのぎふ景観まちづくりファンドの立ち上げから2年が経過をします。その助成の実施状況、効果と評価はいかがなものか、まちづくり推進部長にお尋ねをいたします。
 長良川流域の文化的景観について国に申請をする準備として、地域の同意を得るための説明会が、現在、社会教育課を窓口に金華地区の自治会、まちづくり団体、公民館などを対象に実施をされています。私も各会場で数回聞いていますが、改めてこの議場で長良川流域の文化的景観とはどのようなものか、それが国に選定されることによるメリットは何か、地域住民に規制などのかかることはあるのかどうか、そして、現状と今後の進め方についてを、これは教育長にお尋ねをいたします。



 次に、連節バスの運行とBRT計画の推進についてお尋ねをいたします。
 岐阜市では、集約型都市構造の実現に向けて公共交通を柱としたまちづくりを推進する中で、幹線・支線、コミュニティバスが連携したバスネットワークの構築によって、利便性の高い公共交通の実現を目指しています。そして、幹線の機能強化策として、次世代のバスであり、魅力のある連節バスを導入し、段階的なBRT化の推進を図っていく計画であります。BRT──バス・ラピッド・トランジットとは、一言で言えばバス専用車線や連節バスを用いるなどした都市輸送システムのことであり、幹線をバスが定時性を確保しながらすいすい進むことができる、レールのない路面電車のようなイメージです。バス交通を都市の装置と位置づける中で幹線バスの強化策が重要であると考える中、その一環として国と岐阜市とバス事業者が連携をして連節バスの導入を進めてきた話であり、ぜひとも成功させていただきたいと思っています。
 さて、先ほどの質問にもありましたように、当初終点までノンストップでのスタートとなってしまいました。聞くところによりますと、警察関係が慎重姿勢であるためだとも聞いています。全国で4番目の導入でありますが、先例となる関東の都市では片側1車線の道路をバス停で停車もしながら走行していますが、そうした都市、先例の都市と比べて本市では何がネックになっているのか、そして、その早期の問題解消には何が必要であるのか、そして、そもそもBRT化を目指す本市は停留所設置を望んでいるのかどうか、企画部長にお尋ねをいたします。
 また、この計画の目指す趣旨を考えれば、近い将来、本市の幹線中の幹線と言えるこの市役所の前を通る長良橋通りや市内ループ線を運行することを目指すべきですが、その実験線という意味も含めて、現在のルートで、まずは成功例を見せなければなりません。今後の長良橋通り、市内ループ線などの幹線での展開についてお考えをお尋ねをいたします。
 BRT計画では幹線輸送の充実を目指していくわけですが、その中で言ってみればバス停とは駅舎であります。その駅にベンチを置くことについてお尋ねをいたします。
 以前、長良橋通りのあるバス停にベンチを設置できないかという市民の要望がありました。そこにはバスの上屋、透明の屋根ですが、歩道にバスの上屋がついている所です。交通弱者と言われる方には高齢者の割合が多く、また、通院のためにバスを利用される方も多いわけであり、そうした方には、バス車内ではお年寄りに席を譲りなさいと、私も子どものころから教わってきました。そんな交通弱者の皆さんがつらそうだからという、やさしくてもっともな市民の方からの提案でありました。しかし、行政からはベンチの設置は難しいとの回答でありました。規則で2.5メートルの歩道幅がないと置いてはならないということになっている、こういう理由であります。
 しかし、この歩道はもともと3.5メートル以上ある歩道であって、実はバスのために切り込み、バスベイを設けてあることによって、バス停部分だけが2.5メートルを若干下回っており、せっかく用意をした屋根の下だけには、そこだけにはベンチが置けない、こういう回答であります。上屋があって、バスの切り込みがあって、まさに幹線に用意された一般的であり、歩道幅も平均以上のそういった所へのバス停でありますが、そこの例がだめであれば、市内ほとんどのバス停にはベンチが置けません。歩行者や自転車の接触の危険性を心配するのであれば、バス停に上屋がついているわけでありますから、自転車などはもともと注意をしてその下を通るはずであり、全然、大丈夫であると思われます。
 同じ行政の中で岐阜市が目指すと決めたまちづくりと合わない規制があるわけです。国の基準も関係しているようですが、今後もバス停のために切り込みをつくっていき、結果として、その部分だけはベンチが置けなくなるという、こういった困った状況を含め、交通弱者の利用環境の改善に向けてトータルで調整を図っていくべきと考えますが、現在の状況と今後の進め方についてお尋ねをいたします。



 最後に、統一地方選挙における開票の迅速化についてお尋ねをいたします。
 ちょうど4年前の3月議会で私は期待を込めて同じ質問をいたしました。そして、6月議会で再度繰り返し質問をし、迅速化どころか、開票作業におくれが発生したことに対して市民へのおわびの言葉の答弁があったのであります。昨年の参議院選挙に関しても我が会派の鷲見議員が開票作業のおくれを指摘をしています。
 4年前の質問を振り返りますが、4年に一度の統一地方選挙を前に、開票作業の迅速化、効率化に取り組もうとするかけ声が全国のあちらこちらから聞こえてきている。開票作業はスリッパやヒールではなくて運動靴です。ネクタイではなく作業服です。作業台は腰を曲げずにできるように少し高く工夫をします。作業台では投票用紙が見やすいように黒などのシーツを敷き詰めます。これらは、ある他都市での成功の事例です。漫然と続けてきた作業を職員の創意工夫によって見直し、開票場のレイアウトの見直し、リハーサルの実施、開票時間の数値目標の設定など、さまざまな工夫の組み合わせでスピードアップを目指す、こういう地方自治体が増加をしている。例えば、4年前の質問のその前年の福島県の知事選挙では、福島県相馬市において市長が行革意識を持つ訓練だと、こういうふうに位置づけて時間短縮に取り組み、開票時間を前回の61分から25分に半減をさせたという、そういう事例もあったということでした。
 公職選挙法では、選挙結果を速やかに知らせるよう努めなければならないとされています。人件費の削減にもつながるモデルとなる成功例が幾つもある中で、本市のやる気が試されている場面である。結果の出せる市であるかどうかは、紹介した福島県の市長のかけ声ではないが、行政改革を推進できる市であるかどうかに比例をするものだと言われている。さて、本市はと、こんな質問をさせていただいたのであります。
 今度こそ汚名返上をしていただきたいと思います。開票の迅速化を図ることのできる都市であるかどうかは、行政改革を推進できる都市であるかどうかに比例するという、そのコメントが今も忘れられません。選挙管理委員会というだけではなく、岐阜市のプライドをかけて取り組んでいただきたいと思っています。
 そこで、選挙管理委員会委員長にお伺いをいたします。
 4年前の統一地方選挙と昨年の参議院選挙での反省を踏まえ、今回、岐阜市の開票の迅速化に向けた意気込みと具体的な対策、目標について、選挙管理委員会委員長のお考えをお尋ねをいたします。
 以上で私の第1回目の質問を終わります。(拍手)




◯副議長(柳原 覚君) 副市長、成原嘉彦君。
〔成原嘉彦君登壇〕




◯副市長(成原嘉彦君)
 生涯学習、市民参画を支える仕組みについてお答えをいたします。
 生涯学習とは一般的には人が生涯にわたり学び、学習を続けていくことでございます。平成2年1月に中央教育審議会から出されました「生涯学習の基盤整備について」の答申においては、次のように定義をされております。生涯学習というのは、生活の向上、職業上の能力の向上や自己の充実を目指し、各人が自発的意思に基づいて行うことを基本とするものであること。必要に応じ、可能な限り自己に適した方法をみずから選びながら生涯を通じて行うものであること。学校や社会の中で意図的、組織的な学習活動として行われるだけでなく、人々のスポーツ活動、文化活動、趣味、レクリエーション活動、ボランティア活動の中でも行われるものであること。とされております。
 また、平成2年7月1日に施行されました「生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律」第3条におきましては、生涯学習の振興に関する事業として、学校教育及び社会教育に係る学習、文化活動に関する事業が掲げられております。
 さらに、地方公共団体における教育行政の組織及び運営の基本を定めた「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の第23条には「教育委員会の職務権限」として、青少年教育、女性教育及び公民館の事業、その他社会教育、スポーツに関する事務などが掲げられております。
 このように生涯学習とは、社会教育、文化行政、スポーツなど、市長部局及び教育委員会にまたがる幅広いものでございます。岐阜市における生涯学習の取り組みは、平成2年4月に教育委員会の社会教育課に生涯学習担当を置きましたが、平成5年7月に統合行政推進本部生涯学習推進室を設置して以来──総合行政推進本部、統合じゃございません。──総合行政推進本部生涯学習推進室を設置して以来、現在に至るまで市長部局において担当をしております。その間、平成8年4月には生涯学習都市宣言を行い、翌平成9年3月には「岐阜市生涯学習基本計画・市民生きがいプラン」を策定し、平成14年1月には生涯学習センターを開館をいたしております。
 さらに、平成20年3月には第2次岐阜市生涯学習基本計画を策定いたしまして、生涯学習「長良川大学」の拡充、市民講師の養成、生涯学習センターやコミュニティセンターの機能の充実を図り、市民の生涯学習の場を提供するなど、現在は市民参画部市民協働推進課において、まちづくりに生かす生涯学習の推進を図ってきております。
 一方で、教育委員会の社会教育部門でも公民館のサークル活動を初めとしまして生涯学習活動が活発に行われており、生涯学習センター等と連携を図っております。
 このように岐阜市における生涯学習の推進は、主に市民参画部と教育委員会の両部局において相互に連携をとりながら推進を図っておりますが、他の中核市を見てみますと、それぞれの自治体の事情によりますけれども、生涯学習、社会教育の両方を教育委員会もしくは市長部局において所管する例もございます。
 いずれにいたしましても、生涯学習機能を複数部局で担当することにより、さまざまな課題、問題も浮き出てきておりますので、生涯学習、生涯スポーツ等にかかわる事務体制のあり方について、関係部局に対して研究、協議するよう指示してまいります。




◯副議長(柳原 覚君) 副市長、武政 功君。
〔武政 功君登壇〕




◯副市長(武政 功君)
 岐阜大学医学部等跡地の周辺整備におけます柳ケ瀬との距離感を解消する工夫についての御質問にお答えをいたします。
 岐阜大学医学部等跡地の施設整備の検討につきましては、平成17年10月にまとめられました跡地利用検討委員会による提言をもとにしまして、平成18年2月に『新しい時代の「つかさのまち」づくり』を開発コンセプトとした基本構想を策定し、昨年10月には、このエリアに4つの機能、すなわち図書館・市民活動交流機能、都心居住を促進する憩い・にぎわい機能、利便性の高い行政機能、そして、新たな地域文化・芸術創造機能を導入機能とする基本計画を策定したとこでございます。
 このように岐阜大学医学部等跡地におきまして整備計画が順次具現化をしてきておりますので、岐阜市中心市街地活性化基本計画に仮称・中央図書館や仮称・市民活動交流センター等の岐阜大学医学部等跡地第1期施設整備事業を取り込むべく、平成21年12月に中心市街地活性化基本計画の区域を100ヘクタールから170ヘクタールに拡大した変更認定を受けたところでございます。
 岐阜大学医学部等跡地で新たに整備される予定の施設では大きな集客が見込まれますが、このにぎわいを柳ケ瀬方面へ波及させるためには、議員御指摘のとおり、跡地と柳ケ瀬の間で距離感をなくす工夫を行い、回遊性を向上させる取り組みが重要であると考えております。回遊性を向上させるためには、例えば、歩きやすい道路環境を整備する、自転車の走行しやすい環境を整備する、そして、バスなど公共交通の利用しやすい環境を整備することが重要であります。
 具体的には、歩きやすい環境整備に関する主な取り組みといたしましては、柳ケ瀬から現市庁舎の西側を経由して跡地に至ります道路におきまして、歩行者に楽しく安全に歩いていただけるよう高品質で魅力ある道路の整備、あるいは歩行者の安全を図るため路肩のカラー舗装化、さらには、途中で休憩ができるような各所へベンチの配置、そして、経路や施設を案内するためのサイン整備などを実施をしたいと思っております。
 自転車の走行しやすい環境整備に関する主な取り組みといたしましては、自転車と歩行者の錯綜を防ぎ、安全、安心に通行できる道路空間の整備や医学部等跡地でのレンタサイクルポートの新設などを実施し、自転車の利便性の向上を図ることとしております。
 また、公共交通を利用しやすい環境整備に関する主な取り組みといたしましては、柳バスの医学部等跡地への乗り入れ、中心部でのコミュニティバスの推進、拠点的バス停の整備、あるいは既設の路線バスの再編整備などを行うことを考えておるところでございます。
 なお、これらの事業を実施するとともに、議員御提案の歩道に遊び心や統一的なイメージを、あるいは既存の公共施設を利用した息抜きスポット整備など、いわば歩きたくなる、歩いて楽しい回遊路の整備等の距離感を縮める工夫についても研究してまいりたいと考えております。
 これらの事業を着実に実施することによりまして、医学部等跡地と柳ケ瀬の回遊性を確保し、つかさのまちとなって新たに生まれ変わるにぎわいを柳ケ瀬方面へ波及させるとともに、開発が進む岐阜駅周辺で創出されつつある新たなにぎわいともつなげていくことで、中心市街地全体の活性化を推進してまいりたいと考えております。
 以上でございます。




◯副議長(柳原 覚君) 理事兼都市建設部長、河島和博君。
〔河島和博君登壇〕




◯理事兼都市建設部長(河島和博君)
 金華地区の歴史を活かしたまちづくりに関連した岐阜公園の再整備に関する御質問にお答えします。
 金華地区は、信長公や道三公が整備した城下町に由来する土塁や町割り、地名などが今も残されているとともに、正法寺などの歴史的な建造物や長良川の水運により栄えた町並みが当時の面影をしのばせてくれます。
 岐阜公園はその金華地区にありますことから、現在、信長公の鼓動が聞こえる本格的な歴史公園として再整備を進めております。
 まず、基本計画の進捗状況についてでございますが、織田信長公居館跡をわかりやすく案内するガイダンス施設の内容や規模を初めといたしまして、発掘した遺構の復元展示方法や歴史公園における公園の遊具のあり方、そして、遺跡の活用、保存など、岐阜公園全体の整備基本計画を作成しているところでございます。
 次に、基本計画の作成手順についてでございますが、歴史公園として整備する中心施設は、国史跡に指定された区域内の信長公居館跡で発見された石垣や庭などの遺構及びそれらのガイダンス施設でございます。これら施設の保存、活用、整備につきましては、非常に文化的価値が高いことから専門的見地からの意見が不可欠であるため、文化財や建築史等を専門とする学識経験者による委員会を設置し、

〔私語する者あり〕

検討を進めております。
 また、岐阜公園は岐阜市が誇る貴重な財産とも言える歴史公園でありますことから、市民の皆様の御意見をお聞きするため、市民2,000人を対象としたアンケート調査も実施しているところでございます。
なお、庁内各部の連携を強化するため、商工観光部、

〔私語する者あり〕

企画部はもとより、教育委員会や基盤整備部を含めた9部21名の職員をメンバーとする歴まち推進プロジェクトチームを組織し、意見交換を行うとともに、全庁的な検討をしております。さきに申し上げました学識経験者による検討委員会にも参加し、常に情報の共有に努めております。
 今後も専門家や市民の皆様の御意見を伺いながら、市民が誇れる歴史公園として岐阜公園の再整備を推進してまいりたいと考えております。




◯副議長(柳原 覚君) まちづくり推進部長、堀江 明君。
〔堀江 明君登壇〕




◯まちづくり推進部長(堀江 明君)
 ぎふ景観まちづくりファンドに関する御質問にお答えいたします。
 ぎふ景観まちづくりファンドは、本市固有の美しい景観を守り育てていくため、歴史的な町並みの保全、再生に係る建築物などの修景事業に対して、その費用の一部を助成する制度でございます。
 現在は金華地区を対象として平成20年度より運用を開始しておりますが、特に平成22年度までの3カ年は重点取り組み期間として取り組んでおります。
 現在までの利用状況でございますが、既に事業の完了しているものは、平成20年度18件、平成21年度16件、平成22年度は本年3月1日現在で13件、合計で47件でございます。なお、これ以外に事業着手の承認がなされているものが18件ございます。それらを合わせますと、3カ年で65件となります。年平均では、当初見込みの20件をやや上回るペースで利用がなされているところでございます。
 次に、本事業の効果ですが、事業の進捗とともに、当初は地域内で散発的に改修されていたものが徐々に町並みとしてのつながりや広がりを見せ始めており、城下町岐阜の名にふさわしい景観が整備されつつあると評価しております。また、さまざまなまち歩きのイベントにおきましても、改修された町家が散策の拠点として活用されるなど、まち全体がにぎわいや観光の新しいスポットとして注目を浴び始めております。
 今後におきましても、まちづくりファンドがより多くの皆様に利用されることを目指し、さまざまな媒体を通じてPR等に努めてまいりたいと考えております。




◯副議長(柳原 覚君) 教育長、安藤征治君。
〔安藤征治君登壇〕




◯教育長(安藤征治君)
 長良川流域の文化的景観についてお答えをいたします。
 文化的景観とは、単に景観ではなく、風土に根差して営まれてきた人々の生活やなりわいも含めた概念として、平成16年の文化財保護法の改正によりまして、新たな文化財に加えられました。そして、特に重要なものを市町村などの申し出に基づき重要文化的景観として国が選定する制度が整ったわけでございます。
 岐阜市では、長良川鵜飼の舞台でございます、また、歴史的に水運と流通の中心的役割を果たし、城下町の形成に大きく関係をいたしました長良川中流域一帯を長良川流域の文化的景観と位置づけております。
 国の重要文化的景観の選定を得ることによりまして、城下町の由来の道やまちの名称の継承、歴史的建造物の保存、山と川と一体となったまちの景観を包括的に将来にわたって継承していくことができるのではないかと考えております。また、そのことは岐阜市民にとっての大きな誇りにつながり、観光の面からもまちの価値を高めることにつながるものというふうに思っております。
 国の重要文化的景観の選定を受けました場合ですね、一般の建築物などについての規制はございません。しかし、文化的景観の価値を象徴する重要な構成要素となる建築物や構造物などには現状変更の届け出が必要となります。その際、修理、修景にかかる費用について国からの財政的援助を受けることはできます。
 現在、平成23年度に国の選定を得られるように申請の準備を行っているところでございまして、選定後は国や県の関係機関と連携しつつ、地域の自治会やまちづくり会などを初めとする市民活動との協働を図り、文化的景観の継承と発展のために持続的な取り組みを行い、歴史を生かしたまちづくりを推進をしていきたいというふうに思っております。




◯副議長(柳原 覚君) 企画部長、伊藤彰啓君。
〔伊藤彰啓君登壇〕




◯企画部長(伊藤彰啓君)
 連節バスに関する幾つかの御質問にお答えいたします。
 第1点目の、途中のバス停について市は望んでいるのか、また、実現のために何が必要なのかという御質問についてですが、連節バスは当面JR岐阜駅から岐阜大学・大学病院間を直行で運行いたしますが、利用者の多い主要なバス停での停車は必要であると考えております。
 さきの質問者への御答弁でもお答えしておりますが、これまで道路管理者や交通管理者など、関係機関との協議の場で、JR岐阜駅から岐阜大学・大学病院に至る忠節橋通りなどの道路において、安全走行の確認に加え、途中バス停について話し合ってまいりました。その中では連節バスの導入が全国4番目、東海地方、岐阜県内では初めての導入となることなどから、一般交通への影響について慎重に検討すべきであり、途中バス停については運行をする中で安全性を確認していくことが必要との意見をいただいたところでございます。

〔私語する者あり〕

 今後、交通社会実験等を通じて必要となる対策を講じ、主要バス停での停車の早期の実現に向けて精力的に協議を進めてまいります。
 次に、ループ線などへの運用についてですが、観光振興や中心市街地活性化の観点からも、議員御提案の長良橋通りや市内を循環するルートなどでの走行もぜひ進めたいと考えており、これにつきましても関係機関との積極的な協議を進めてまいりたいと考えております。
 最後に、バス停におけるベンチの設置に関する御質問にお答えいたします。
 バスの利用環境の向上を図る上で、バス停上屋やベンチなど、バス利用者に対する環境整備も重要な施策であると考えております。
 特に高齢者のバス利用がますます増加することから、ベンチなどの設置はさらに必要になると考えております。そのため、これまで道路管理者に対しベンチの設置について協議を行ってまいりました。この内容でございますが、設置の際の基準となる道路構造令において、バス停及びベンチを設置する際に必要な歩道の有効幅が定められており、それを下回る場合は認められないとの回答を受けております。また、この基準は、歩行者などの通行の安全性の確保や車いすなどへのバリアフリーの観点から設けられているものでございます。
 議員御指摘のバス停の環境の整備につきましては、このような基準を踏まえ、岐阜市の目指す公共交通のあり方を考える中で、可能な方策がないか、道路管理者などと連携して研究をしてまいりたいと考えております。




◯副議長(柳原 覚君) 選挙管理委員会委員長、渡邉東彦君。
〔渡邉東彦君登壇〕




◯選挙管理委員会委員長(渡邉東彦君)
 迅速化にかかわる御質問にお答えいたします。
 議員には、前回の統一地方選挙時には2回御質問をいただき、開票の迅速化に向けたさまざまな御提言をいただいております。
 当時、他都市に比べ開票作業に多くの時間を要しておりましたことから、これらの提言を参考にし、迅速化に向けたさまざまな改善を図ってきたところでございます。しかし、議員の御指摘のように、昨年の7月の参議院議員通常選挙においては無効票の審査に時間を費やしたことから予定終了時間を超してしまい、立候補者だけでなく開票に携わった方や有権者の方々にも大変御迷惑をおかけし、反省をしているところでございます。
 来月には岐阜県議会議員選挙と岐阜市議会議員選挙が予定されております。特に岐阜市議会議員選挙においては前回以上の立候補者数が予想され、より多くの無効票の審査が必要となると想定しております。選挙管理委員会では、さきの参議院議員通常選挙で無効票の判断に時間を要したことが開票完了時間の遅延原因であることから、現在、短時間で開票を行っている他都市の開票手法を研究しつつ、有効票なのか無効票であるのかの迅速で正確な判断ができる体質をつくる作業を進めておるところでございます。
 統一地方選挙においては、さまざまな改善が盛り込まれた効果的かつ迅速な開票方式により、少しでも早い開票を期待しておられる有権者の方々の期待にこたえられるよう組織を挙げての努力をしてまいります所存でございますので、御理解を賜りたいと思います。
 以上でございます。

〔「議長、12番」と呼ぶ者あり〕



◯副議長(柳原 覚君) 12番、松原和生君。

〔私語する者あり〕

〔松原和生君登壇〕




◯12番(松原和生君)
 それぞれ御答弁をいただきまして、ありがとうございました。
 実は私は3月の時期の花粉が大変苦手でありまして、現在、鼻で息ができません。お聞き苦しい点については何とぞ御容赦をいただきたいと、こういうふうにお願いを申し上げます。

〔私語する者あり〕

 それでは、それぞれ要望と

〔私語する者あり〕

 若干の再質問をさせていただきます。
 生涯学習、市民参画を支える仕組みについてであります。
 生涯学習都市宣言をして、そういうまちづくりを目指すこの岐阜市にとって、2つに分かれた生涯学習の所管を一本化することは、事業の充実を図るために有効な手段であると思われます。そして、その所管部署は、私は教育委員会よりもまちづくりにもつながっていく市長部局である方が望ましいものと考えています。法で定められてきた社会教育は、教育委員会が所管をしていくという、このことが条文に決まっておって、今までの流れがあった。先入観も残っているわけでありますが、その法も見直しをされてきており、中核市の中でも豊田市、奈良市、その他の都市が市長部局が一体的に取り組む、そういう事例を行ってきております。そして、教育委員会は、私は、学校教育のプロとして、義務教育を初めとする学校教育の難しい問題にしっかり腰を据えて対応していただくことにしていただくと、こういう区割りもありだというふうに思っています。今後、研究、協議を進めていただくということですが、しっかりと議論をしていただきますように要望を申し上げます。



 岐阜大学医学部等跡地の周辺整備についてであります。
 まず、繰り返しでありますが、計画はベターであると、ベターであるというふうに思っています。それが、そのねらいであった中心市街地の活性化に寄与するものとしっかりなっていくように、柳ケ瀬などとの回遊性の確保、距離感を縮める工夫をしっかりと行いながら、1期、2期と事業を展開していただくように強く要望をいたします。



 金華地区の歴史を活かしたまちづくりに関連してであります。

〔私語する者あり〕

 観光客の誘致やまちなか歩きのメッカとして金華地区の歴史を活かしていこうという取り組みについては、地元の議員としても歓迎すべきであると、そういうふうに思っています。しかし、地域の中には、例えば、外から来た人が町並みを、家をきょろきょろ見ながら歩かれるのは迷惑だ。また、古い町並み、建物で暮らせというのは、実は不便な家に住めということなんだと、こういったことをおっしゃられる。暮らしてみえるからこその率直な意見も実は聞かれることもあります。私は、そういう皆さんに対しては、いい町並みだと、こういうふうに言ってもらえるんだから、それを誇りに思いましょうよといって話をしているわけです。普通に暮らしてみえる皆さんの思いとも、なるべく歯車が合うように、私も間に立っていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。

〔私語する者あり〕

 それはそれとして、岐阜公園の再整備基本計画の進捗状況に関連をして思うところがあって、1点再質問をさせていただきます。
 以前、6年前ですが、次年度予算の審議に関係をして関係部長から本会議で次のような答弁をいただいています。その答弁とは、「議員御指摘のとおり、次年度予算に関連する案件を審議いたします委員会等につきましては、

〔私語する者あり〕

その委員会等としての意見の取りまとめをいただき、それを反映させた予算案を作成いたしまして、議会において御審議いただくというプロセスが適切ではないかと考えております。したがいまして、各種委員会等の委員の日程調整等のために答申が3月にずれ込むという理由もあろうかとは存じますけれども、議員御指摘の趣旨を踏まえまして、各部局に対し、委員会開催についての日程上の配慮を要請していきたいと考えております。」こういうことであります。つまり次年度予算に関係する、これは公園に限らずですが、次年度予算に関係する報告書、答申、計画書は、年度内の完成予定で進めているものであれば2月中に完成をさせて予算の審議資料として議会に提示をしていく、こういうことを各部局に要請していくと、していただくと、こういう答弁でありました。一例として、新年度予算の概略設計のもととなる岐阜公園の再整備基本計画などは、外注をされたという面での違いはありますが、申し上げたい趣旨としては同様であります。以前に市当局から出された答弁は生きているのかどうか、過去においてどのように各部署に通知がなされたのか、今後の考え方を含め財政部長にお尋ねをいたします。



 連節バスの運行とBRT計画の推進についてであります。
 連節バスの途中バス停の設置、また、市内ループ線などでの運行について、精力的に積極的に協議を進めていくということでありますので、その姿勢については了解とし、実現に向けた一層の御努力をお願いをいたします。
 ベンチについては繰り返しになりますが、幹線の強化策であるBRTを目指す中で、バス停は駅舎だと思っています。幹線ですからバスレーンも色をつけてあり、上屋もつけてある。そして、切り込みを入れてある。理想的なバス停だと思っていたところ、その切れ込みのせいで2.5メートルがわずかに足りなくなり、ベンチが置けない。バス利用者の多数を占める交通弱者はお年寄りの皆様が多いわけで、先ほど申し上げましたように、乗り物の中では席を譲りなさいと教わりましたし、今は子どもたちにそう教えています。そういう皆さんの足を確保することがBRT化の主目的であったはずであります。公共交通の便利なまちを目指すとうたった本市のまちづくりにそぐわない道路規制を何とかすべきだと考えます。
 武政副市長にもぜひ窓口となっていただき、本市に合った道路規制への見直しを研究していただくようにお願いをいたしておきます。



 最後に、統一地方選挙における開票の迅速化についてであります。
 少しでも早い開票を期待しておられる有権者の方々の期待に沿うよう組織を挙げての努力をしていくという御答弁でありますので、了解をいたします。開票の迅速化を図り、結果を出せる都市であるかどうかは行政改革を推進できる都市であるかどうかに比例をするという他都市の市長のコメントは間違いではないと思っています。ぜひとも、今度こそ、6月議会で指摘をせずに済むようにお願いをいたしておきます。

〔私語する者あり〕

さて、1点再質問をいたします。

〔私語する者あり〕

 本市でも投票率低下の傾向が続いています。その中でも特に20代から30代の有権者の投票率の低さが問題視をされています。もちろん全体的な投票率も下がっていることから、政治離れ、政治的無関心は一概に若年層だけとは言えませんが、しかし、特に若年層の投票率の低さが全体の投票率を引き下げる大きな要因となっています。政治不信など、私たち選ばれる側にも反省すべき点があるのかもしれませんが、将来の地域を背負っていかれる世代の皆さんにしっかりとした御判断をいただきたいと思っています。
 そこで、選挙管理委員会委員長にお伺いをいたします。
 投票率向上に向けた本市の取り組みについて、特に若年層の投票率向上に向けた対策についてお尋ねをいたしたいと思います。
以上で私の2回目の質問を終わります。

〔私語する者あり〕



◯副議長(柳原 覚君) 財政部長、土井治美君。

〔私語する者多し

〔土井治美君登壇〕




◯財政部長(土井治美君)
 再質問にお答えします。
 議員御紹介のとおり、平成17年の第1回定例会におきまして当時の行政管理部長が次年度予算に関連する案件を審議する委員会などの日程上の配慮について御答弁申し上げております。これを受けまして、平成17年6月には全庁に対し、委員会等からの提案事項については、その早期実現のため、次年度予算への反映について留意するよう文書で依頼をいたしております。各部において適切に取り組まれているものと考えております。
 なお、御質問にありました岐阜公園の基本設計業務などにつきましては、その過程において市と委託業者の綿密な打ち合わせを行っているものであり、その内容を踏まえて当初予算に計上しているところであります。
 いずれにしましても、次年度予算に関連する審議会などの答申や報告書などの取りまとめに対する日程上の配慮につきましては、改めて各部に周知をしてまいりたいと考えております。




◯副議長(柳原 覚君) 選挙管理委員会委員長、渡邉東彦君。
〔渡邉東彦君登壇〕

〔私語する者あり〕



◯選挙管理委員会委員長(渡邉東彦君)
 再質問にお答えいたします。
 投票意識の啓発を促すため、統一地方選挙では、市の関連施設において宣伝幕及び立て看板の掲出やポスターの掲示を初め、宣伝車による投票呼びかけを行い、各地における明るい選挙推進員による投票総参加の街頭呼びかけなど、十数の事業を行うこととしております。
 議員御指摘の若年層への啓発につきましては、新成人を励ます会の出席者への投票参加呼びかけ、市内大学の9キャンパスにおいてポスターの掲示や校内放送の協力のお願いとともに、選挙当日には人通りの多い場所において宣伝車による投票呼びかけなどを実施しております。
 今後さらに効果的な啓発手法について検討を行い、投票意識を高めるための努力をしてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。