◯1番(松原和生君) 本日最後の質問者になるかと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、発言通告に基づき、順次お尋ねをさせていただきます。
 まず初めに、住民説明会等のあり方についてお尋ねをいたします。
 このところ政府主催の教育改革ミーティングをめぐり、やらせ質問があったとか、全174回のうち半数近い80回で事前の発言依頼が行われ、中には質問者に謝礼を支払うこともあったとか、関係者を100人規模で動員し、大会場の約4分の1を占めていたとか、そういう事実が次々と明らかになり、その運営のあり方や信頼性が問われています。
 私も党派や教育基本法改正への賛否の立場は別としまして、市民を軽く見た大変憂慮すべき問題であると残念に思っています。今後このような事例が二度とないよう強く求めるものであります。
 「タウンミーティング、岐阜市でもやらせ」という見出しの報道があり、記事によれば、教員5人に依頼をして、うち4人が岐阜市で実際に質問をされたそうであります。その報道に関連して、本市にも苦情の電話が入ったと聞きます。私も岐阜市のタウンミーティングの報道内容について、すぐに岐阜市の教育委員会に確認をしましたが、岐阜市の会場ではあったが、県教委が文部科学省の依頼で行ったものであり、動員も含めて、市教委はかかわっていないとの報告を速報として受けています。改めてその調査結果について、まず1点、教育長に確認しておきたいと思います。
 さて、この問題を本市の全体に置きかえて考えたときに、もちろん、やらせ質問などはないと信じますが、動員という点については市関係者が多くみえる会場を見ることがありますし、各種団体や市にかかわる団体に参加者の動員を頼る例は多くあるようです。説明会では市が進めたい方向に誘導していくような会議運営も見られますし、市と懇意にしている団体主催の場合、市の幹部に恥をかかせないようにという配慮がうかがわれる空気を感じるときもあるように思います。
   〔私語する者あり〕
 動員をかけなければ参加者が集まらない、
   〔私語する者あり〕
口火を切る人を決めておかなければ発言が出てこないという現状は、市民の側の意識も変えていただく必要があるのかもしれません。また、一般に賛成の人はわざわざ意見を言わない傾向が強く、反対する少数派の意見が集中することによって、市民のニーズをどうはかるかといった微妙な問題もあるように思います。
 いずれにしても、より多くの市民に自主的に参加いただき、もっと自由で、活発に議論をし合う雰囲気づくりを仕掛けていかなければ、知らないうちに、タウンミーティング問題の根底にある「よらしむべし、知らしむべからず」という行政の化け物が市民を覆ってしまうと危惧をするのであります。
 現在、住民自治の充実を目指し岐阜市住民自治基本条例の制定を進めています。岐阜市でも、そして、地域ごとにつくる予定のまちづくり協議会でも、条例案の基本理念・原則に基づいた自発的な論議のできる雰囲気づくり、まちづくりを推進していきたいものだと、今回のタウンミーティング問題を他山の石ととらえ、省みて思うのであります。
 そこで、市長にお伺いをいたします。
 今回のタウンミーティング問題について、どのように感じておられるか。
 また、やらせは論外ですが、過度の動員、行政の意向になるべく沿わせたいとする進め方、市長を含め、市幹部が答えに窮する場面を避けようとする雰囲気が本市にはありませんか。
 そして、今回の問題の根底にあると思う「よらしむべし、知らしむべからず」ということにならぬよう、自発的に多くの市民に各種住民説明会や意見交換会に参加していただくため、住民自治の充実を目指す本市として、どういう工夫をしていったらよいか、市長のお考えをお尋ねをいたします。
 次に、図書館本館建設計画についてお尋ねをいたします。
 この項目と次のさるく博の2つの質問項目は、私たち岐阜市民ネットクラブが会派の視察として、この夏に長崎市役所を訪問し、勉強させていただいた経験から質問をさせていただきます。遠方への視察での出張というと、とかく物見遊山かとうがった見方をされる風潮があり、最近では、愛知県の常滑市や半田市の市議会議員が視察項目をおろそかにして、別の観光名所に出かけていたことが発覚し問題となりました。私たちの会派は長崎でも限られた時間にみっちりと学んできておりますので、(笑声)御心配はありませんと申し上げておきます。
   〔私語する者あり〕(笑声)
 さて、
   〔私語する者あり〕
私たち
   〔私語する者あり〕
岐阜市民ネットクラブは、
   〔私語する者あり〕
文教に関する
   〔私語する者あり〕
予算要求の中で、以前より図書館本館の建設について重点項目として
   〔私語する者あり〕
主張し続けております。
   〔私語する者あり〕
ここ数回の
   〔私語する者あり〕
視察先も、
   〔私語する者あり〕
図書館本館建設の見本となる事例に着目して受け入れ都市を探してきました。
   〔私語する者あり〕
規模的に岐阜市とかけ離れていては参考にしにくい点もありますので、この夏は人口45万人の中核市であり、県庁所在地である長崎市を選んだところであります。
 長崎市の図書館本館建設計画について、簡単に御報告させていただきます。
 背景として、本市と同じく、時代の要請に対応できる図書館本館整備の必要性が求められていた。そこに、またこれも本市と同じく、中心市街地の小学校の児童の減少が見られ、複数の小学校の統廃合が行われる中で、なくなる側の小学校の跡地利用として、統廃合を進める上での交換条件であったかは言葉を濁されましたが、そのなくなる側の跡地に長年の懸案であった図書館本館建設を計画し、来年秋の完成を目指して準備を進めておられました。
 敷地面積5,887平米は岐阜市立図書館本館の約4倍、延べ床面積1万1,664平米は岐阜市図書館本館の約6倍であり、自然の光を最大限に取り入れ、周辺には植栽を施したすばらしい図書館であります。その完成予定図をもとに、コンセプト、予算措置、運営方式等々について説明を受け、質問をし、意見を交換してきたのであります。
 長崎市の状況について本市の図書館本館の状況と合致する点、将来に参考となるであろう点をメモにとりながら、改めて中核市最低レベルと思われる本市の図書館本館の建てかえの必要性を再認識して帰ってまいりました。
 そこで、教育長にお伺いをいたします。
 文化都市を目指す岐阜市において、老朽化し、規模的にも狭隘であり、時代の要請にこたえるには現地建てかえは難しいと思われる岐阜市立図書館本館ですが、図書館本館の現状、建てかえの必要性について、どのように認識をしておられるか。また、岐阜市の目指す図書館本館の姿とはどういうものであるのか。そして、教育委員会として考えておられる今後の計画についてお尋ねをいたします。
 昨年の10月、岐阜大学医学部等跡地利用検討委員会から、大学病院の跡地には新たな時代にふさわしい中央図書館、それを含めた複数の機能をという提言がなされています。一方、ことし2月に本市が打ち出した岐阜大学医学部等跡地利用計画に係る基本的な考え方、この資料の中では、同跡地利用方針として、市民活動・交流の施設、行政の施設、まちの活力を生み出す施設、協働社会推進の施設という4つの役割を導入していくものとし、その1つの協働社会推進施設の中で、市民協働社会をリードしていく拠点として図書館の検討に触れています。
 このことは、はっきりと図書館本館の移転ということを指すものなのかどうか、計画はどこまで具体的に詰められてきているのか、この岐阜大学医学部等跡地利用計画については拠点整備室の担当ということでありますので、所管の都市建設部長にお尋ねをいたします。
 長崎市では、今回の長崎市立図書館整備運営事業についてPFI方式で進められるということであります。事業者との契約を施設の設計から建設、そして、開館後、平成34年まで15年間の図書館の運営、施設の維持管理までも含めて、約108億4,000万円での契約ということであります。契約が長期にわたるため、途中の物価変動に合わせ契約金額が増減をする計算式も契約書に記載されています。
 PFI方式は、民間の力を生かすことで市の直営と比較して経費の節減が見込まれる一方で、今回のような大きな契約の場合には落札者が限られ、指定管理者的な役割とも言える運営業務までを含めて東西の大手業者になる可能性も高く、地元企業育成という観点と、長期にわたる契約期間について、行政のチェック機能がききにくくなるといった課題も予想されます。
 本市では同様な契約を行った経験はないわけですが、このPFI方式についての本市における検討状況を企画部長にお尋ねをいたします。
 次に、長崎で学んだ2項目めとして、ことしの4月から10月にかけて212日間開催をされた長崎さるく博2006に関連してお尋ねをいたします。
 長崎さるく博の「さるく」とは長崎の方言でぶらぶら歩くという意味であり、博覧会の肩には「日本ではじめてのまち歩き博覧会」というタイトルがついています。つまり博覧会といっても期間限定のパビリオンを建設するわけではなく、まちの財産である歴史、自然、文化といった魅力的な資源を磨き直し、工夫と仕掛けを施して、まち歩きのコースとしてつなげることによって、その歴史、自然、文化、風俗をゆっくり楽しく体験できる形に整えて、観光客や市民に提供するものであり、まさに今、岐阜市が取り組もうとしているまちづくりの一歩先を行く取り組みの成果と思われます。
 約1時間半で徒歩で周遊できる長崎さるくコースを42コース設定し、イベント終了後もそのコースの充実を図りたいとしています。
 「長崎は今日も異国だったコース」、「懐かしの街並みや寺町巡礼のコース」、「アーケードと路地裏ギザギザ歩きコース」、「1945年8月9日長崎コース」などのコース名がついており、公共施設はもちろん、多くの協力店に無料の地図が置いてあって、トイレをお借りすることもできます。ボランティアガイドさんの育成も行われていました。
 博覧会は、長崎商工会議所会頭を会長とする長崎さるく博2006推進委員会の主催で実施されたものであります。
 私たちの会派から商工観光部長に紹介をしたところ、早速、観光コンベンション室長が視察に出かけられて実際にコースも歩かれたと聞いております。本市の目指すまちづくりのよいお手本として、長崎さるく博に学んだ点が幾つもあったことと思いますが、その内容について商工観光部長にお尋ねをいたします。
 現在、岐阜市でも岐阜公園周辺地区をめぐる半日コースを整備することで、まちなか歩きを楽しめる仕掛けを整え、その相乗効果で、岐阜公園の来園者数を90万人から150万人にふやすとする岐阜町発祥の地・まちなか歩き構想を実現させようとしています。その事務局となるのは基盤整備部、以前で言う土木部であります。道路や水路の歴史的、観光的な修景を伴う整備事業としての担当は基盤整備部ですが、外から岐阜市にお越しいただく観光客のニーズを把握してみえるのは、水明会さんや旅行エージェントの情報にアンテナを持ち、観光誘致に携わる、長崎にも視察に行っていただいた商工観光部であると思います。その間の連携と情報交換がしっかりしていなければ、道路は美しくなるとしても当初の目的をかなえるものになるかはわかりません。
 岐阜公園周辺地区計画、岐阜町発祥の地・まちなか歩き構想を進める中で、そのあたりの連携がしっかりとられているのか、基盤整備部長にお尋ねをいたします。
 長崎市では、まちじゅうにさまざまな仕掛けがなされていました。街角のポケットパークや歩道や水路の色、形の工夫、コース内にある公共施設もゾーンの統一感を高め、そのコンセプトに合ったイメージを醸し出す歴史的な魅力を一味加えたものでありました。本市で言えば、国土交通省と県に御協力いただいた大宮陸閘の外観のような、そうした工夫の積み重ねです。
 本市のまちなか歩き構想のコースに芭蕉の小道というコースが設定されており、川原町から東に向かい、失礼しました、西に向かい、妙照寺を通って岐阜公園に戻るコースであります。途中、金華小学校に沿って進むコース設定でありますが、その校舎は岐阜市で一番老朽化しているため、再来年の金華小学校と京町小学校の統合を機に建てかえる計画であると聞いています。外観の工夫によっては、岐阜町発祥の地・まちなか歩き構想のコンセプトである古い町並みや城下町の雰囲気に合致するコース上のモニュメントともなり得るものと思われ、長崎のまちでは、そういう仕掛けや工夫が多く見られたものですが、本市において教育委員会は学ぶ学校をつくることが仕事であり、市の総合計画的な意味合いでの仕掛けや工夫は不得手とも思われます。基盤整備部としては、その教育委員会への協力要請も含め、統一感のある魅力的なコースづくりにつながる音頭をとっていただかなければなりませんが、コース上の工夫や仕掛けづくりのお考えについてお尋ねをいたします。
 最後に、岐阜公園の信長楽市売店についてお尋ねをいたします。
 昨年の12月から岐阜公園の信長楽市売店が閉鎖されています。ことしの夏から日比野克彦さんのワークショップの基地として公開されていますが、これも今月で終わりということであります。
 信長楽市売店の運営をお願いしてきた岐阜市土産物組合の幹部の方から話を伺っていますので、少し経緯をお話ししたいと思います。
 私は、土産物組合さんとは、もともと何人かの会員さん個人は別として、組合さんとはおつき合いはありません。初めて話を伺ったのは3年前であります。岐阜公園では、夏のパノラマ夜景に合わせ、地域のボランティアの皆さんの手によって岐阜公園イルミネーションが開催されており、私も地元の一員としてお手伝いをさせていただいております。見回りや御案内のため、本部テントでは夜10時過ぎまで当番をするのですが、会場内の土産物組合さんには信長楽市売店の営業時間延長の御協力をいただいていました。毎晩、組合加盟の社長さん方が当番を組んで店に残られ、私もジュースやアイスクリームを買いに行くうちに顔見知りとなったのであります。Tシャツ姿の私の職業について特に申し上げずにいましたが、やがて市議会議員ということがわかったとき、私たちは岐阜市に対して大変憤慨しているという声を伺ったのであります。
 話はこうであります。
 天理教街区の取得に動いた今から7年ほど前、市の商工観光部から土産物協会の幹部に相談を持ちかけました。当時の岐阜公園内苑計画平面図を広げて見せたそうであります。それは現在の信長楽市売店の並びが倍以上の長さに横に延び、建物は向かい合わせにも同様に建ち並び、戦国の城下町の様相であります。このエリアは信長のまちとして、地域の名産品を販売する物販棟のほか、和傘やちょうちんなど、伝統工芸の体験棟や案内所も入るものとし、当時の町並みを再現して全体的に楽市楽座をほうふつさせる演出をし、多くの観光客の誘致を図るとともに、長時間滞在していても退屈しない公園をつくるとしています。岐阜公園が魅力的な姿に完成をされた図面であります。議場の2期目以上の皆さんは、天理教街区取得時の予算説明で、それと思われる当時の総合企画部と都市計画部による図面や資料を見たことがあるのではないかと思います。
 その売店には地域の名産品を扱う土産物協会に入ってほしい、また、協会では困るので、組合になってほしいとの要請をされ、実際に組合設立の手続の大半を商工観光部が代行して行うことまでして、強い依頼をしたようであります。土産物組合さんとしては公園の工事期間中には売り上げは望めないので、ゾーン全体が図面のように完成に近づいたときに入りたいと望んだところ、予算的にも数年がかりの整備計画となる、必ず数年で図面のような形になるから、先行して入り、その日を待ってほしいと担当者は頭を下げたのであります。こうして古い整備計画の最初に完成した物販棟で信長楽市売店がスタートしたのであります。しかし、時間が過ぎても次の工事が始まらない。体験棟や楽市楽座をほうふつさせるはずの建ち並ぶ建物はどこに行ったのか。向かいの天理教街区は荒れ地のままです。しびれを切らして後任と思われる市の担当者にその旨をただすと、そんな計画はもうかなり前に消えましたよと、悪びれるそぶりもなく、そう答えたのだそうです。
 この間、市からの説明は何もなく、古い計画図面にただ1つ完成した建物に取り残された形であります。採算が合っていればまだしも売り上げは年々下がる一方で、組合員に無理を頼み、商品の卸値を限度まで下げ、利幅をふやす協力要請も行い、店には安い時給のシルバーのアルバイトをショートタイムで刻んで配置しておられ、私の出会った岐阜公園イルミネーション期間の時間延長では、人件費が出ないからと1日の仕事を終えた社長さんが当番で入ってみえたのでありました。
 今度の冬には撤退するかもしれない。岐阜市に支払う年間約180万円の賃料が売り上げからパート代を引くと払えない。追加の出資を求めて今年度分の賃料を納めるしかないが、中堅の自分の会社は我慢できても、青息吐息の小さな組合員に追加の出資を求めるのは忍びない。いよいよ覚悟を決めなければならない状況に追い込まれたということでありました。
 長い話になりましたが、市の側に事実確認をすると、細部で言った言わないの部分はあるにせよ、おおむね事実でありました。その後の対応では、商工観光部は都市建設部、都市建設部は商工観光部が原因者であるとして、内部で責任をぶつけ合い、どちらも市民にとっては同じ岐阜市だと、思わず声を荒げた場面もあったようであります。
 2年前の暮れに土産物組合さんは撤退も視野に総会を開かれましたが、来年は愛知万博だから、あと少しだけ頑張ってみないかという声も出て昨年の11月まで最後の営業を続けられ、これからの岐阜公園の整備状況を見て話を再開するということで一たん閉鎖するに至り、現在は市の観光展示という名目で日比野克彦さんのワークショップが仮に今月末まで入ってみえるのであります。
 そこで、都市建設部長側に代表してお伺いをいたします。
 本市の過去のいきさつによろしくない部分があった点は小島部長着任前のことかもしれませんが、申し上げた経緯を踏まえ、話が違うと訴え、撤退もやむを得ない状況にあると問題提起を受けた後の2年間、本市はどのような対応をしてこられたのか。そして、今月でまた空き家となるわけですが、岐阜公園の計画が再度練り直された今、整備には時間がかかり、建物の周辺は工事中という状況も続くわけですが、今後の岐阜公園の整備計画と信長楽市売店の対応についてお尋ねをいたします。
 以上で私の第1回目の質問を終わります。(拍手)

◯議長(藤沢昭男君) 市長、細江茂光君。
   〔細江茂光君登壇〕

◯市長(細江茂光君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
 このたびのタウンミーティング問題に関する感想でありますが、問題となっております内閣府主催の教育改革タウンミーティング、これ平成15年12月でありますが、本市において開催されまして、私も拝聴いたしたわけであります。
 本市におきましても教育を市政の最重要課題の1つとして取り組んでおりまして、国の動向にも大きな関心を持っておりますことから、国民の声を十分に聞きながら進めるべき教育改革を論じる場において、今回のような問題が起こったことはまことに残念であると思います。
 また、タウンミーティングで問題になっております動員などの問題につきましては、直接、住民に接する我々基礎自治体と国などとは立場が異なりますことから、こうした市民の皆様方の意見を聞く場の設定の仕方や進め方も違ってくるのではないかと考えます。
 本市といたしましては、市民にとって最も身近な自治体、基礎自治体として十分な説明責任を果たすために、できる限り多くの場を設け、1人でも多くの市民の皆様方から真摯に、まじめに御意見を承り、市政に反映していくという基本的な姿勢を持って常に臨んでおりますので、議員御指摘のような事例はないものと考えております。
 住民自治の充実を目指す市として、自発的に多くの市民の方から各種説明会や意見交換会に出席していただいて、発言していただくにはどうする、どういうアプローチをすべきかということでありますが、議員の御発言にもありましたように、我が国には長い間、江戸時代から「知らしむべからず、よらしむべし」という言葉がありまして、長い間、市民も行政も、民衆、つまり市民には知らせなくてもいい、お上、つまり行政に任せておけばいいという考え方のもとで政が行われてきた歴史があります。しかしながら、これからは市民と行政が協働をして手をつないでまちづくりを行っていく時代であります。現在、実施をいたしております市長のホンネトークや部長出前トークのように、積極的にこちらから市民の皆様方のもとへ出かけていって意見を伺う手法でありますとか、企画の段階から地域の皆様方と協働して実施をし、意見交換を行うまちづくりトーク、さらには、市の重要施策に対して御意見を伺う審議会などに加えて、平成17年の1月から設けましたパブリックコメント制度など、行政側の都合や関係者のみの意見集約に偏らない仕組みづくりに取り組んでまいりました。
 今後も議員御指摘の点も十分考慮いたしまして、多くの皆様方の御意見もお聞きしながら、1人でも多くの方々が参加をでき、積極的に御意見を述べていただけるような説明会などのあり方につきまして、検討を重ねてまいりたいと思います。

◯議長(藤沢昭男君) 教育長、安藤征治君。
   〔安藤征治君登壇〕

◯教育長(安藤征治君) 平成15年12月に岐阜市で行われました内閣府主催のタウンミーティングについての御質問にお答えをいたします。
 岐阜市での開催に当たりまして、県の教育委員会から私ども岐阜市の教育委員会に対して、タウンミーティングへの参加依頼文書が届きましたので、その文書を教育委員会事務局内部で回覧をいたしました。その結果、私を初め、教育委員会事務局職員の数名が参加をしたというふうに記憶をいたしております。
 なお、県教育委員会からの発言依頼ですとか、岐阜市教育委員会としてどなたかに発言をお願いしたことは一切ございません。
 続きまして、図書館建設にかかわる御質問にお答えをいたします。
 初めに、図書館の現状と建てかえの必要性でございますが、現在の図書館本館は議員御指摘のとおり、施設も老朽化をしておりまして、機能的にも今の時代の要請に十分こたえられていないと考えておりまして、教育文化都市づくりの基盤としてふさわしい施設を早期に整備をしていく必要があると認識をいたしております。
 次に、目指す図書館本館の姿についての御質問でございますが、岐阜大学医学部等跡地利用計画に係る基本的な考え方の中にも示されておりますように、これからの岐阜市をリードしていく人づくり、まちづくりの重要な拠点として、教育の枠を超えて、市民協働社会を積極的に推進していく機能を持つ図書館にしてまいりたいと思っております。
 具体的機能につきましては、本年度から庁内検討会を立ち上げまして、検討を重ねているところでございますが、従来の資料収集、提供、子どもの読書活動推進に加えまして、日常生活に直接かかわる話題や生涯学習といった市民生活、郷土文化向上に役立つ情報、あるいはビジネス等に役立つさまざまな情報の提供、郷土文学を伝承していく郷土文学館機能、さらに、郷土の先人コーナー、市民ギャラリーなども併設をいたしまして、岐阜市民としての誇りを持ち、活気あふれる市民活動、交流が行われる場になるような具体的な機能も検討をしているところでございます。
 3点目に、教育委員会として今後の計画をどう考えているかという御質問でございます。
 まず、建設場所につきましては、岐阜大学医学部跡地を有力な候補地として検討を重ねてきております。平成17年10月、岐阜大学医学部等跡地利用に関する提言の中にも示されております4つのイメージの中に、『伝統・文化を介し、人々が交流し情報を発信する「広場」』として文化・教育機能が取り上げられております。また、これをもとに示されました跡地利用計画の基本的な考え方は、私ども教育委員会の意向に沿ったものでございますので、今後は岐阜大学医学部等跡地利用計画の進捗に合わせて、具体的な計画を進めてまいりたいと考えております。

◯議長(藤沢昭男君) 都市建設部長、小島正和君。
   〔小島正和君登壇〕

◯都市建設部長(小島正和君) 2つの御質問をいただきました。
 まず、図書館本館建設計画に関連いたしまして、岐阜大学医学部等跡地利用計画につきましてお答えをいたします。
 議員の御指摘もありましたとおり、本年2月にまとめました岐阜大学医学部等跡地利用計画に係る基本的な考え方の中には、土地利用方針といたしまして、新しい岐阜をつくり出す市民協働社会の拠点形成をうたい、1つに、市民活動・交流機能、2つに、行政機能、3つに、まちの活力を生み出していく機能、4つに、協働社会の推進機能の以上、4つの機能を導入することといたしております。
 そして、この基本的な考え方の中の協働社会の推進機能は情報センターという施設がその役割を担うといたしております。情報センターは、従来の図書館の教育的な機能を充実をさせまして、さらに、さまざまな情報を提供するなどの新しい機能をあわせ持たせた施設でございます。
 現在の図書館本館の機能を充実させることは情報センターのイメージにも合致をいたします。今後、教育委員会との協議を進めていく中で図書館本館の移転問題に結びついていくものと考えております。
 次に、どこまで具体的に詰められているのかというお尋ねでございます。
 現在、庁内の実務者レベルで構成しております2つの検討チームを動かしております。1つは、市民活動・交流機能につきまして、市民団体の種類、活動の実態、活動促進のポイントなどを検討をいたしております。また、協働社会の推進機能では、図書館に求められる新たな機能に係る検討をそれぞれ行っております。今後さらなる庁内での検討、また、議会や広く市民の御意見を伺っていく中で具体化を図ってまいりたいと考えております。
 次に、岐阜公園の信長楽市売店の経緯につきましてお答えをいたします。
 岐阜公園の物販棟でございます信長楽市は、土産品協会によって運営をされておりました。愛知万博後は採算性などから休止をされております。議員御指摘のとおり、整備当初は信長楽市に引き続いて大宮北街区にも物販施設を整備し、軒を連ねた街道筋の楽市楽座の雰囲気やにぎわいの再現を目指しておりました。しかし、大宮町北街区の用地取得後、整備計画策定に関する議論が長引くなど、当初の整備計画の予定がおくれたものでございます。その後、平成16年度に大宮町北街区の基本計画に着手し、今年度パブリックコメントを経て実施設計を行っております。
 この間の対応につきましては、平成16年度には、土産品協会にもオブザーバーとして計画策定に御参加を願ってきたところであります。また、多くの観光バスが大宮北街区を利用していただけますよう、旅行社、旅館関係者に御案内するとともに、駐車場から楽市までの通路の改善を実施をいたしました。しかし、それ以前には、その時々の状況の説明が十分にされていなかったことにつきまして遺憾に感じております。
 次に、岐阜公園の整備計画と信長楽市売店の今後の対応についてお答えをいたします。
 今回パブリックコメントを経て策定をいたしました、まちなか歩き構想及び岐阜公園周辺地区計画に基づき、「信長」をキーワードといたしまして、信長の時代を身近に感じられる公園を目指し、来年度から周辺観光地区のエントランスとして、大宮北街区の整備を進めてまいります。また、周辺地区におきましても、この構想や計画に沿いまして、関係機関が連携し、町並みと合わせた道路や広場の整備を進め、民間とも連携しながら、宣伝や案内を含めて重層的な展開を図ってまいります。
 特に、さきの基盤整備部への御指摘にもありました商工観光部との連携につきましても、集客のための情報発信の内容や民間事業者との連携につきまして、今後とも緊密な連携や情報交換を実施をしてまいります。
 今後の信長楽市の対応につきましては、公園内の一施設としての活用だけでなく、まちなか歩きの一拠点としての寄与や観光客への利便性を提供していく機能も求められております。例えば、岐阜の文化や伝統に関する展示や体験施設とあわせた岐阜らしい土産物販売などが考えられます。また、当面、短期間の契約で、さまざまな活用ができる運営方法なども検討してまいります。
 以上でございます。

◯議長(藤沢昭男君) 企画部長、山田 正君。
   〔山田 正君登壇〕

◯企画部長(山田 正君) PFI方式の検討の状況についてお答えいたします。
 PFI方式は、民間の資金や経営能力などを活用し、公共サービスを提供する事業手法の1つであります。ただいま議員もメリット、デメリットを指摘されましたが、一般的には低廉かつ良質な公共サービスが提供できる可能性があり、また、民間の事業機会を創出することにより経済の活性化が図られるなどのメリットがある一方で、不確定要素のコストへの影響の予測が難しいなどの課題もあるというふうに言われております。
 本市におきましては岐阜県のPFI手法研究部会に参加いたしまして、平成13年11月から庁内研究会を組織するなどして、PFIガイドラインの策定準備を行ってまいりました。この結果、岐阜県のPFI手法導入マニュアルを参考とすることによりまして、一定規模以上の事業について、PFI方式によるメリットが生じる可能性がある場合は、庁内の横断的組織で総合的な検討や課題などの分析を行うことといたしました。これを受けて、平成17年4月に岐阜市PFI手法検討委員会を設置したところでありますが、現在までに検討した案件はございません。
 今後は、本市での適用が可能となるような事業について、先行して行われている他都市の事例などを研究してまいりたいと考えております。
   〔私語する者あり〕

◯議長(藤沢昭男君) 商工観光部長、下野正俊君。
   〔下野正俊君登壇〕

◯商工観光部長(下野正俊君) 長崎さるく博に関連した御質問にお答えをいたします。
 長崎さるく博は、その企画立案の基本理念といたしまして2つのことを掲げております。1つには、まち歩きが楽しくなる仕組み、仕掛けづくりを行う。2つには、博覧会事業の推進は市民が主導し、行政は財源確保と後方支援という立場に徹するということでございます。
 少し補足説明をいたしますと、例えば、仕組み、仕掛けづくりといたしましては、見るだけの観光ではなく、議員もおっしゃいましたが、ゆっくり歩いて楽しめる42のコースをつくったり、そして、市民や長崎固有の文化と触れ合える仕組みをつくった、こういったことを重点に置いております。また、3年間の準備期間を経て、市民プロデューサーを初め、450人もの市民ガイドが育成され、各コースをサポートする体制がつくられたことなど、いずれも、さるく博開催期間中のみではなく、ポストさるく博の観光施策をにらんだ体制づくりが行われたことでございます。
 さらに、2つ目の、市民が主体で推進するという点では、例えば、観光宣伝PRでは、博覧会のチラシや公式ガイドブックを5万通ほど発送したそうでございますが、封筒及び送料は長崎市が負担、簡単なメッセージを添えて送る手間は市民や企業が担ったということでございます。
 そのほかにテレビのCMに1億円を使ったり、あるいは東京、大阪、名古屋など大都市圏の新聞広告宣伝費、そのほかにも相当な予算が告知、宣伝に投入されたとも聞いております。
 いずれにいたしましても、このさるく博がこれからの長崎観光の新たなスタートとして位置づけられて、実施されたという点が重要であると考えております。
 本市のこれからの観光のあり方を考えるとき、規模は違うものの、基本的な考え方、目標は同じであると率直に感じました。本市におきましても、これからの観光施策のコンセプトをまちなか観光と位置づけ推進していこうと考えておりますが、商工観光部におきましては、市民ガイドの育成、活用も視野に入れたまちなか博士認定試験の実施、あるいは名所旧跡や潜在的な観光資源の顕在化を図りながら、まちなか歩きコースの魅力アップや充実に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、平成19年の秋から冬にかけては、岐阜県を舞台にJR6社と全国旅行エージェントの全面協力のもとデスティネーションキャンペーンも行われます。また、2007年・来年でございますが、織田信長が岐阜城に入城してから440年がたつことから、「岐阜町発祥440年」と銘打ち、それをテーマとした宣伝等も考えていきたいというふうに考えております。
 現在も周遊ルートの選定や充実のためのさまざまな観光資源情報の提供など、基盤整備部と連携しながら事業に取り組んでおりますが、さらに、岐阜公園整備構想などの進捗状況に合わせて、都市建設部ともより一層連携を密にしながら全庁的な取り組みにしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(藤沢昭男君) 基盤整備部長、後藤 昇君。
   〔後藤 昇君登壇〕
   〔私語する者あり〕

◯基盤整備部長(後藤 昇君) 長崎さるく博2006に関連いたしまして、御質問にお答えいたします。
 現在、金華地区では、岐阜の歴史、文化などを生かし、岐阜の新たな活力を生み出すまちなか歩き構想に取り組んでおります。その構想では、信長や芭蕉など、岐阜のまちに刻み込まれた記憶の掘り起こしや、地域に隠れた魅力の抽出、まちなか歩きを楽しむことができるテーマ別の芭蕉の小道、戦国の大道など、8つの周遊ルートを設定しております。
 それぞれのルートでは、そのテーマに合わせた道の意匠、道しるべ、看板、照明灯、そして、水辺の復元など、新たな魅力を創出していきたいと考えております。具体的には、金華小学校の東に面した道路では、芭蕉がこの地を訪れ句を残したことを後世に伝えられる芭蕉の小道を設定し、昔ながらの雰囲気が感じられる地道風舗装と、俳句の紹介やいわれをあらわした木製の高札などを設置してまいりたいと考えております。
 また、同じ時期に、金華・京町統合小学校の建てかえ計画があり、歴史、文化が感じられる外観上の工夫を教育委員会にもお願いしたところでございます。
 今後まちなか歩き構想の整備に当たっては、観光資源の掘り起こし、「信長」の時代をテーマとした岐阜公園整備との整合、観光関連団体との協力支援などが重要であり、その仕組みづくりや関係部局とのさらなる連携強化に努めてまいりたいと思います。
 以上でございます。
   〔「議長、1番」と呼ぶ者あり〕

◯議長(藤沢昭男君) 1番、松原和生君。
   〔松原和生君登壇〕

◯1番(松原和生君) それぞれお答えをいただき、ありがとうございました。
 住民説明会等のあり方についてであります。
 おっしゃられたとおり、「よらしむべし、知らしむべからず」ということに決してならぬよう、市民が主役の、参加型の住民自治を進めていただきたいと思います。市長のその思いの中で、難しい問題ですが、よりよい住民説明会等のあり方について検討をお願いしたいと思います。
 岐阜市立図書館本館建設計画についてであります。
 教育文化都市づくりの基盤としてふさわしい施設を早期に整備していく必要があるという教育長の御認識であります。岐阜大学医学部等跡地が有力な候補地ということですが、ぜひ都市建設部と教育委員会の連携を密にして、しっかり手を挙げて準備を進めていただきたいと思います。
 長崎の図書館の視察の際に伺った話です。
 長崎市中央図書館の建設場所は、先ほど申し上げましたように、小学校の統廃合の跡地活用でありました。跡地を使うから出ていってくれなどというのは本末転倒で決して考えてはいけない話かもしれませんが、跡地の利用方を地域のプラスになるであろうものの1つとして、広く美しい広場も兼ね備えたコミュニティー施設の中央図書館とされたことが統廃合の話をスムーズに進められた下地にあったことは想像にかたくありません。もしかしたら図書館とは限りませんが、中央コミュニティセンター等々、長崎市のやり方は本市の学校再編の1つの参考になるのかもしれないと感じています。
 さるく博、長崎さるく博に関連してであります。
 現地ではいい勉強をさせていただいたと思っています。岐阜町発祥の地・まちなか歩き構想については、各会派から何回か質問がなされており、よい方向で進めていただけるものと思っていますが、さきに申し上げたように、基盤整備部には関連部局との連携をしっかり図っていただきたい。そして、一方で、地元住民にも十分配慮をいただきつつ、よりよいコースをつくり上げていただきたいと思っております。
 岐阜公園の整備計画に関係してであります。
 信長楽市売店については、とにかく岐阜公園の整備を早く進めることがすべての解決策だと考えます。そのための取り組みをしっかりお願いしたいと思います。
 長崎での出来事ですが、飛行機の長崎の到着時間が午前中の半端な時間となりまして、午前中の現地での時間の使い方について長崎市の議会事務局と相談をしたところ、ぜひ長崎さるく博の目玉として、この3月にオープンをした出島を視察してくださいと御案内をいただき、出島を訪問しました。
 数年前に長崎を訪れた経験のある会派の仲間から、「前に行ったけれども、何もなかったぞ。」と言われましたが、とにかく訪ねたところ、見事に往時の町並みが復元をされており、鎖国時代の出島の歴史、文化、生活を体感できる、よくできたものでありました。義務教育で社会科を学んだ人であればだれもが聞いたことがある出島を観光の目玉として復元しようと、何もなくなっていた跡地を買収して建設されたのであります。
 岐阜市に置きかえたとき、社会科の教科書に載っていて、だれもが知っている、それは信長の天下統一の舞台であり、ことしも大河ドラマ「功名が辻」の前半の舞台となった楽市楽座の城下であります。岐阜公園を「信長・戦国時代」をコンセプトにという岐阜公園整備計画ですが、出島と、岐阜の信長、楽市楽座、天下布武、決して名前負けしないものであります。他都市にはまねのできない素材だと思っていますが、これも、さきに述べたように、商工観光部と公園整備室を所管する都市建設部との連携や情報交換がしっかりしていないと、中途半端に終わってしまうものでないかと危惧をいたします。
 図書館建設計画の教育委員会と都市建設部、まちなか歩き構想の基盤整備部と商工観光部、そして、その他の関係部局、公園整備計画の都市建設部と商工観光部、もっと言えば、歴史博物館の教育委員会、こういった連携と情報交換がしっかりしていることが肝心です。
 道や構造物だけがきれいにできても仏つくって魂入れずではいけません。とかく横の連携が苦手と言われる行政の中で、しっかりした連携を図っていくためのそのお考えを1点、高村助役にお尋ねをいたします。
 以上、御要望を申し上げ、
   〔私語する者あり〕
1点の再質問をお願いし、2回目の質問を終わります。
   〔私語する者あり〕

◯議長(藤沢昭男君) 助役、高村義晴君。

   〔高村義晴君登壇〕
   〔私語する者あり〕

◯助役(高村義晴君) 各部の連携についての再質問にお答えいたします。
   〔私語する者あり〕
 非常に難しい問題です。業務が専門的、細分化し、行政に求められる要請がますます多様化、多岐にわたる中で、各部を超えた連携というものが一層大事になってきてます。各部の連携といった場合に3つぐらいタイプがあると思ってます。
 1つは、最も悪いパターンですけども、仕事の押しつけ合い、これはもう各部であれば、例えば、助役がきちんとやっぱりさばいていくっていうことが、これは必要だと思ってます。
 それから、2つ目には、横ぐしの問題で、
   〔私語する者あり〕
関係部の情報交換があんまり進んでない、これはもうシステムの問題ですので、これは企画あるいは総務担当部局ともよく相談しながら、システムの問題としてどうすればいいのかっていうことを議論していく必要があると思ってます。
 それから、3つ目が、実はこれがこれからの時代、非常に重要になるもので、ただいま議員御指摘の、ばらばらにやっているんじゃなくて、お互いに共同歩調することによって、さらに、いいものができ上がっていくというふうな問題です。
 よく規模の経済ということが経済学にありますけども、範囲の経済、要するに、それぞれのものをうまく、ばらばらではなく響き合わせることによって、全体がハーモニー、調和していく、全体がいいものになっていくっていうことが大事だと思っています。このためにはやはりコンセプトが大事ですし、全体をどういうふうに目標を掲げ、これを引っ張っていくっていうリーダーが必要です。総括審議監あるいは審議監あるいは助役、中間的に全体を束ね上げていくっていうことが多分必要になるというふうに思ってます。
 日々この問題については私も悪戦苦闘して、いい回答はありませんけれども、全体の会議をつくるなどのプロジェクトの技術論だとか、あるいは目標、コンセプトを共有するだとか、あるいは牽引する力の組織体制のつくり方とか、そういったことを総合的に考えていくしかないかなというふうに思ってます。
 私ができることについて、まあ私が中心となりながら、全体を引っ張っていく必要もあるかと思っています。今後の実践の中で、どういうふうなやり方が一番いいのか、特に今申し上げました3番目の点が非常に難しい点ですので、これについては十分に検討してまいりたいと考えております。
 以上です。